最強の餅

中途半端な文を辞めれる日がきますように

べっ甲

変わったのかもしれない、かもなんて保険をかけるけど、変わったんだと思う。どころか元来わたしはこういう人間だったような気もする。わからない。覚えてない。

 

変わってしまった友人がいた。とてもとても尊敬している人だった。変わってしまって疎遠になった、遠ざけた、変わってしまったことがしんどかったのか、変わった本人の様子がしんどかったのか、後者だと思う。

 

ただ、今わたしは変わってると思う。元よりできたことができなくなって、それがまたできるようになっただけなのかもしれない、わたしにはわからないけど、わたしがあの子に思ったように、仲がいい友人に変わったと思われるのも距離を置かれるのも怖くて仕方ない。どうしたらいいのか、わからない。

 

今のわたしじゃ耐えられないことがあった。勝手に名が傷つくのが許せなかった。赤子。プライドを保つためには言い訳しなきゃいけなくて、でもわたしってそういうところ真面目なの、誰にも文句言わせない結果で黙らせたくて。結果出してから言葉にできるようになった。それで変わったなら意味ないんだけど。

 

学んだことはたくさんある。容姿コンプもだいぶ落ち着いた、というか回避術を学んだ。すっぴんを見せあって笑い合う日がくるなんて思ったこともなかった。隠すが美徳も正解じゃないし、あくまで自己満ということも知った。いろんなこと知らずに生きていってたらと思うとぞっとするけど、実際のところは分からない。

 

「おまえがわるい」と思えるようになったおかげで生きやすくなったけど、きちんと判断できていない「おまえがわるい」は自分の首も苦しめるわね